2016-10-23 明日の記憶 「明日の記憶」 著者 荻原 浩 涙が出た。 読み終わる直前の頁では涙が止まらない。 最近読んだ本でこんな気持ちになった本は無かった。 50歳で若年性アルツハイマーになった主人公と妻の絆。 記憶を少しずつ失っていくことが、どれだけの恐怖を覚えるか。 想像しても多分、それは想像でしかない。 様々な記憶をとどめる工夫をし、消えていく記憶と戦いながら。 生きている意味、人の生涯、夫婦のきずな等様々なことを問いかけてくる作品だと思います。